日本刀刀剣販売

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刀　肥前一文字出羽守行広阿蘭陀鍛（初代）（新刀上作）
katana [ichimonji dewanokami yukihiro netherlands kitae]
(1 generations) (sintou jou-saku)

日刀保特別保存刀剣　NBTHK Tokubetsu Hozon

品番：0910－1004

白鞘入り　銀着銅一重ハバキ

刃長 Blade length(HA-CHOU)			71ｃｍ（ニ尺三寸四分）
反り Curvature(SORI)			1.7ｃｍ
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA)			3.20ｃｍ
元重 Thickness at the Moto Kasane			0.62ｃｍ
鎬重	0.68ｃｍ	先幅	2.20ｃｍ	先重	0.47ｃｍ
茎	生ぶ、鑢目筋違、目釘孔一		彫物
国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI)			肥前国(hizen) ・　江戸時代前期(The Edo era first half year)　寛文頃　1661年頃

体配	中切先、鎬造、庵棟。
地鉄	小板目つみ地沸良く付く。
刃紋	焼き高く頭が概ね鎬筋に達する、一文字風互の目丁子に沸良くつき匂い深く足長く入る。
帽子	乱れ込んで先中丸に返る。
登録	東京　昭和30年7月21日
鑑定書	財団法人　日本美術刀剣保存協会　特別保存刀剣鑑定書　　平成二十年八月二十二日

【コメント】
初代忠吉の孫にあたり、吉信の子で初代正広の弟。
長崎の薬師寺四郎右衛門から「阿蘭陀鍛」（オランダ鍛え）の鍛法を学び、茎に「阿蘭陀鍛」と添え銘し、この添え銘のある刀が重要刀剣に多数指定されています。
また石堂派の鍛冶から備前伝も学び銘の上に「一」或いは「肥前一文字」と切り、自らを「肥前一文字」と称した。
本作は添え銘の示す様に備前一文字の華やかさと肥前刀の優美さを行広の高度な技量で十分に示した、生ぶ茎で地刃共に健全な行広を代表する優作です。

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