日本刀 刀 常州水戸住坂東太郎鎮正入道ト伝(業物)
katana [joshu mito ju bandotaro bakusei nyudo bokuden] (wazamono)
|
日刀保 保存刀剣 NBTHK Hozon |
品番:1910-1030 |
本間薫山先生鞘書き付き 黒塗鞘打刀拵付き(縁:勝茂 文化七年) 白鞘入り |
刃長 Blade length(HA-CHOU) | 70.7cm(二尺三寸三分) |
反り Curvature(SORI) | 1.5cm |
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA) | 3.03cm |
元重 Thickness at the Moto Kasane | 0.66cm |
鎬重 | 0.70cm |
先幅 | 2.26cm |
先重 | 0.48cm |
茎 | 摺上 | 国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI) | 美濃国関-常陸国水戸・江戸時代中期 延宝頃(1673-1681) mino seki-hitachi mito : The middle of Edo era. ENPO(1673-1681) |
|
登録 |
東京 第20763号 昭和26年3月13日 |
鑑定書 |
財団法人 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成三十年三月十五日 |
|
【コメント】
ト伝の本国は美濃国関、善定派の鍛冶で兄の越前守吉門と共に常陸国に移住しその後、水戸家に抱えられる。
初銘を武蔵守吉門と切り関善定兼吉十四代の曽孫と称し、兄の越前守吉門は「善良」と切るのに対して、
弟の武蔵守吉門は必ず「善定」と切るので区別しやすい。
水戸家に抱えられた後の延宝3年頃に大村加トの門人となり、延宝5年に水戸光圀公より「坂東太郎鎮正入道ト伝」の名を賜り改銘する。
ト伝の意味は加トの鍛法を伝えるという意味であるという。
作風は初期の吉門銘時代は関風の匂出来の互の目乱れが多いが、後期のト伝銘の作風は大乱刃、湾れ乱刃などで沸づいた相州伝風のものや、
鎬にかかるような華やかな互の目丁子を焼いている。
また業物としても有名です。
本作は卜伝の高度な技量を十分に示した、卜伝の典型的作品です。
付随します拵えの金具も同じく水戸の金工である勝茂の作品です。
|
販売済 Sold |
|
|