日本刀 刀 和泉守兼重 (宮本武蔵の愛刀) (新刀 上々作) (良業物)
katana [izumi_no_kami kaneshige] (Used by Miyamoto Musashi) (sintou joujou-saku) (ryo wazamono)
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日刀保 特別保存刀剣
(田野辺先生鞘書) NBTHK Tokubetsu Hozon
(Mr.Tanobe wrote the Sayagaki) |
品番:2110-1032 |
黒塗鞘打刀拵付き 白鞘入り |
刃長 Blade length(HA-CHOU) | 73.9cm (二尺四寸三分半) |
反り Curvature(SORI) | 1.1cm |
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA) | 2.97cm |
元重 Thickness at the Moto Kasane | 0.60cm |
鎬重 | 0.62cm |
先幅 | 1.88cm |
先重 | 0.41cm |
茎 | 生ぶ | 国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI) | 武蔵国 江戸:江戸時代前期 正保頃 musashi edo : The Edo era first half year. SHOHO (1644-1648) |
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登録 |
東京 第140187号 昭和43年5月2日 |
鑑定書 |
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 平成二十三年八月十七日 |
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【コメント】
和泉守兼重の師伝は明らかではないが「古今鍛冶備考」では越前出身という。
和泉守兼重の作刀が数少ない一方、上総介兼重が比較的多く遺されていることから、近年まで同一人物で仕官先の藤堂和泉守に憚って上総介へと名乗りを変えたとされていた。
しかしながら、寛文七年期の上総介兼重と江戸三代康継との合作刀に「四十三歳」の銘があり、和泉守兼重の最初期の年期銘が「寛永二年」(=上総介兼重が二歳)であることから同人説論争に終止符が打たれた。
和泉守兼重の作刀には、試刀家である山野加右衛門永久、山野勘十郎久英親子による金象嵌試し銘が多く残されている。
試し銘を継続的に作刀に施した第一人者である。
和泉守兼重の地鉄の鍛えは強く、地、刃、茎仕立て、姿の特徴から虎徹の師匠と目されている。
また、金象嵌試し銘が多く残っている大和守安定、法城寺正弘、会津の三善長道等には和泉守兼重の鍛えの特徴が見られ、直接もしくは、虎徹や上総介兼重、山野家を通じて、和泉守兼重の鍛刀技術が伝播したと見られている。
和泉守兼重の作品は切れ味が良く業物として知られた、江戸新刀を代表する刀工の一人です。
※天下の剣豪、宮本武蔵の愛刀が和泉守兼重と云われています。
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販売済 Sold |
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