短刀 横山加賀介藤原祐永 (祐成代銘)
(菊紋) 一備前長船士
wakizashi [yokoyama kaganosuke fujiwara sukenaga] (Sukenari alternative signature)
[(kikumon)1 bizen osafuneshi]
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日刀保 特別保存刀剣
(佐藤寒山先生鞘書き付き) NBTHK Tokubetsu Hozon
(With scabbard by Dr. Kanzan Sato) |
品番:2310-3002 |
白鞘入り |
刃長 Blade length(HA-CHOU) | 20.9cm (六寸九分) |
反り Curvature(SORI) | 0.1cm |
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA) | 2.32cm |
元重 Thickness at the Moto Kasane | 0.75cm |
茎 | 生ぶ | 国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI) | 備前国長船:江戸時代後期 天保頃 (1830-1844) bizen osafune : The Edo era latter period. TENPO (1830-1844) |
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登録 |
栃木 第53236号 平成30年11月15日 |
鑑定書 |
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 令和四年八月二十五日 |
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【コメント】
祐永は伊勢守祐平の次男で、兄の祐盛が横山本家の七兵衛尉祐定の養子となったので父祐平の跡を継ぎ、茎に菊紋と一文字を切ることを許され、友成五十六代孫とも切る。
地鉄は細美で、刃文は匂口の締まった独特の互の目丁子乱(菊花丁子)を最も得意としており、その評価は新々刀横山中最も高く備前刀の最後を飾った名工である。
当短刀は同門である横山祐成が代わりに銘を切ったと思われる珍しい作品です。
※初代横山加賀介祐永(天保頃)は「友成五十六代孫」、二代横山加賀介祐永(嘉永頃)は「友成五十七代孫」、祐包は「友成五十八代孫」と茎にそれぞれ切る。
このことは備前鍛冶の祖である古備前友成の遺業を継いでいることへの自称に過ぎないといわれている。
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販売価格 (price) 350,000(JPY) |
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